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就職・資格情報

お茶の水はりきゅう専門学校を卒業後の進路については、大きく分けて「①就職」「②開業」「③進学」の3つがありますので、それぞれについて説明します。

①就職

お茶の水はりきゅう専門学校の卒業生の約8割が様々な医療施設に就職しています。主な施設には、病院、鍼灸接骨院、美容鍼灸サロン、フィットネスクラブ及び介護施設等があります。

卒業生の主な就職実績

カリスタ(美容鍼灸サロン)・ハリジェンヌ(美容鍼灸サロン)・アキュモード・あさひろ鍼灸整骨院グループ・グローバルスポーツ医学研究所・笹塚鍼灸接骨院・シンワメディカルリゾート・たいし鍼灸接骨院・多摩鍼灸接骨院・東洋医学総合治療院・あず鍼灸接骨院・四季養生堂鍼灸マッサージ治療院・今村接骨院・住吉鍼灸院
※その他多数

企業説明会の開催

本校では就職活動のサポートとして、毎年企業説明会を開催しています。厳選した企業様を招待し、学生が多岐にわたり企業の説明を聞いて回ることができ、希望条件が合えば、次のステップへと話を進めることもできます。

鍼灸師1年目の年収は約350万円

鍼灸師の求人票をご紹介します。ただし、施設により求人票の内容は異なりますので、参考としてご覧ください。ぜひ、現在の勤務条件と比べてみてください。

月額給与 210,000円(経験年数加算あり)
(内訳)基本給:190,000円
    資格手当:20,000円
諸手当 住宅手当:上限20,000円/月
通勤手当:上限50,000円/月
扶養手当他
昇給 年1回
賞与 年2回
保険等 健康保険・厚生年金・雇用保険・労災保険
定年制 有(正規職員65歳定年)
勤務時間 8:30~17:30
休日 4週8休+祝日
休暇 有給休暇10日(勤務6か月後に付与)
福利厚生 退職金制度・ユニフォーム貸与他

②開業

鍼灸師には独立開業権が与えられており、鍼灸師資格取得と同時に開業することができます。本校に勤務する専任教員及び非常勤講師の中にも開業している先生方が多数おり、在学中に開業のノウハウを学ぶこともできます。
また、開業サポートの一環として、実際に開業されている先生方の治療院を見学させていただき、治療院内のレイアウトや治療院内にちりばめられた創意工夫等を学べる「治療院見学」を毎年実施しています。

鍼灸師として独立開業している卒業生

石坂さん

私は、大学卒業時に柔道整復師の国家資格を取得後、鍼灸師の方も働いている「はりきゅう整骨院」で勤務していました。そこで、鍼灸の効果の高さや奥深さを体現したことで、鍼灸の知識と技術を会得することにより、施術の幅を広げられると思い鍼灸師になろうと決めました。
鍼灸師の国家資格を取得後は、もともと勤務していた鍼灸整骨院で働きながら、鍼灸の知識と技術を高めました。その後、整形外科のクリニックに転職し、リハビリテーションに鍼灸を取り入れ、歩行困難な方や手術後の後療など、様々な疾患を持っている方たちに鍼灸の施術を行っていました。それから3年後に独立開業し、中野区で「ひだまりはりきゅう接骨院」を開院しました。
独立開業した理由としては、鍼灸師を目指した時から、いつか鍼灸師として独立開業し自分の治療院を持ちたいという気持ちがあったのと、雇われていると患者様に対して自分がしてあげたい施術を100%することができない。もっと自由な環境で患者様一人一人に対して、じっくり施術をしてあげたい気持ちがあったからです。
鍼灸師になり3年で独立開業だと早いと思われますが、在学中も独立開業することを常に考え行動していました。在学中に勤務していた職場の鍼灸師の先輩達に知識や技術を指導してもらい、また学校の先生もプロなので、授業の合間や放課後に独立開業に向けての指導をしてもらい、積極的に鍼灸に向き合いました。
その努力もあり、鍼灸師になって実際に患者様へ鍼灸施術を施す時も緊張することなく、施術を行うことが出来ました。鍼灸はやればやるだけ知識も技術も向上していきます。だからと言って知識も技術もなく、やみくもに患者様に施術を施して良いわけではありません。
まずは、同業者、知人、家族など周りの方たちに協力してもらい練習してください。私も独立開業して院長になっても、その気持ちを忘れずに時間を見つけては、勉強と技術向上のため練習しています。
当院も独立開業して5周年を迎えました。鍼灸は本当に「無限大」です。痛みをはじめ、様々な悩みを持っている人たちに対して最高の治療薬になる可能性を持っています。これからも日々精進し、更なる技術向上を目指し、たくさんの患者様を鍼灸で幸せにしていきたいです。

卒後教育研修制度

在学時に身に付けた技術及び知識の向上から始まり、各症状の鑑別、施術方針の決定、施術及び患者様対応について各段階に分け1年間にかけて、治療院スタッフ一同わかりやすく段階毎に指導しています。卒業後、更なるレベルアップをしたい方や開業に向けて勉強したい方にお薦めです。

開業支援への取り組み

本校の授業にはニーズに対応した授業及び将来を見据えた授業が多数組み込まれています。そのような授業に加え、卒後教育研修制度により独立・開業へ向けステップアップしていくことができます!

正規カリキュラム
(高齢者の機能訓練・自宅開業・SNS対策)
鍼灸師国家試験合格
卒後教育研修制度
開業へ

③進学

本校を卒業後、大学院、大学及び鍼灸学校教員養成科に進学する道もあります。鍼灸の研究者及び鍼灸学校の教員として活躍していくことができます。
また、グループ校である日本薬科大学お茶の水キャンパスへ編入学することもできます。

本校卒業
大学院
大学
教員養成科
研究者
日本薬科大学
お茶の水キャンパス他
鍼灸学校教員

最大8資格取得が可能

本校では、卒業までに通常授業と附帯教育を合わせて最大8の資格(修了証を含む)取得が可能です。鍼灸師の資格にプラスαの資格を取得することで、より専門的で実践的な施術を行うことができるようになり、患者様の満足度をより一層高めることができます。取得した資格は、技術を修得した証として一生残ります。

通常授業 はり師(国家資格)
きゅう師(国家資格)
トリガーポイントC級
(臨床トリガーポイント研究会)
附帯教育 フェイシャルエステティシャン
アロマコーディネーター(JAA)
ボディトリートメントセラピスト(BTT)
アロマフェイシャルリラックス(AFR)
登録販売者
  • トリガーポイントC級は更新制となります。

全世代の学生に対する進路・就職指導

本校には、毎年各企業様からたくさんの求人をいただいております。若い世代の学生は、鍼灸整骨院グループ企業などへの就職が多くみられます。入学希望者の中には、「40代以上だと就職は厳しいですか?」というご質問をよく頂きます。そうですね、確かに若い世代と比べると求人が少ない場合もあります。ですが、最終的に企業様が望む人材は“人柄”の部分が多いと聞いております。
また、本校としては、無理に就職をすすめず、現在の仕事をしながら副業としての働き方も、選択肢の一つとして指導しています。それは、鍼灸師には開業権という特権があり、往診という働き方が可能だからです。現在の仕事をしつつ、休日や空いた時間に往診を行い、自分自身のスキルを高めることが出来るのです。最終的に現在の仕事等より鍼灸師の仕事が軌道に乗れば、鍼灸師の仕事をメインに切り替えればいいのです。
さらに、卒業後は治療に対して不安な方も多いものです。そのような卒業生を対象に本校附属の鍼灸治療院で卒後教育研修を受けられる制度があり、経験を積み自信を持って鍼灸師として活躍できる体制を整えております。一人ひとりに丁寧な進路・就職指導を行っていますので、社会人の方も安心して鍼灸師を目指していただければと思います。

卒業生特集