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鍼灸師(はり師きゅう師)の魅力とやりがい

自分の仕事に対して感謝してもらえるということは、とても嬉しいことですし魅力とやりがいがあります。鍼灸師(はり師きゅう師)は施術を通じて感謝される機会が多いため、喜びや魅力とやりがいを感じられる職業です。
はり・きゅう治療を受けに来られる方は、腰痛、肩こり、膝痛などの整形外科疾患はもちろん、神経系の不調、循環器・消化器系の不調、婦人科系の疾患、不妊症、美容、夜尿や夜泣きなど、小児の問題と幅広い年齢層の方があげるときりがないぐらい様々な悩みを抱えて来られます。検査で異常がみられ病院での治療を受けながら来られる方も、現在の医療では治療手段がない方も、検査では異常がみられないが不調がある方もいらっしゃいます。
鍼灸師(はり師きゅう師)は、そういった様々な悩みや不調を抱えた患者さんに寄り添い、不調の原因を知識や経験から患者さんの体の状態を総合的に把握し、不調の原因を見つけ出し、自らの手で一から施術を行うことができます。そこが鍼灸師(はり師きゅう師)の大きな魅力とやりがいであり、難しさでもあるのです。
多くの病院では内科、呼吸器科、外科などと診療科が分かれており、各科の先生方が専門的な知識や技術を用いて治療を行っていますが、鍼灸師(はり師きゅう師)はそのような垣根を超え全身を診ていくことができます。
鍼灸師(はり師きゅう師)は、患者さんの体の状態を総合的に把握して施術を行っていくので、施術後の体の変化を患者さんと共有していくことができます。つまり、患者さんとともに不調が改善されている喜びを分かち合うことができます。悩みや不調を抱えて来られた患者さんが元気になり、笑顔で帰っていただけるのはなんと嬉しいことでしょうか。施術者として、とても励みになります。
人体の構造は皆同じであっても、体の使い方や習慣、全体のバランス、各々の感覚などで不調として表に現れたり現れなかったりします。肩こりの患者さんに対して、同じツボに施術を行えば必ずしも効果がでるのかと言えば、一概には言えません。患者さん一人一人に合わせた治療を行っていく必要があります。また、近年では疾患に対する治療だけでなく、美容分野やスポーツトレーナー分野で鍼灸が注目されるようになってきました。
美容鍼灸は、鍼灸の効能である血行促進効果を最大限利用した施術であり、お顔のシワ予防として顔面の筋肉への刺激だけでなく、全身のツボを刺激することで、体の内面からも美容を追求できる素晴らしい技術です。
現在“美”は女性だけでなく男性も含め、すべての人にとってとても重要のものです。何歳になっても若々しく、美しくいられると心も明るくなり健やかでいられます。美容鍼灸は施術を通じて患者さんの外見・内面の変化をみていくことができるので、変化が目に見えて分かりとても嬉しく魅力とやりがいがあります。
スポーツトレーナー分野でも、鍼灸師(はり師きゅう師)の活躍の場が広がってきています。オリンピック国際大会でも吸角療法や円皮鍼などの鍼灸施術を受けながら、競技に臨んでいる選手を見かけるようになってきました。鍼灸は怪我の治療や予防だけでなく、精神面の安定を含めたコンディショニングの維持にとても有効です。
鍼灸施術を行うことで、アスリートがもつ身体能力を最大限に活かすことが可能です。施術を行うことで、アスリートが良いパフォーマンスを発揮してくれると喜びはひとしおです。ドーピング検査の強化など、より公平性が保たれた環境で競技が実施されるようになってきたスポーツ現場において、鍼灸治療が果たす役割は今後益々大きくなっていくことでしょう。
はり・きゅう治療は人の数だけ治療法があり、とても奥が深い技術です。この治療技術は知識や経験により磨き、常にステップアップしていくことが可能な技術です。現在様々な分野でAIなどが導入され、とても便利な世の中になっていますが、はり・きゅう治療は人を相手にする職業であり、機械には代替不可能な技術であることが魅力とやりがいです。
鍼灸師(はり師きゅう師)のもう一つの魅力とやりがいは、多様な働き方ができるという点です。病院や治療院での勤務はもちろん、開業することもできます。勤務形態も様々で、アルバイト・パートなどで働くこともできますし、正社員として雇用している治療院もあります。
開業に関しても働き方次第で、様々なスタイルがあります。治療院として店舗を出したり、自宅の一部で開業をしたり、出張治療専門で施術を行うこともできます。開業する際、はり・きゅう治療では大きな検査機械などを使用せず施術ができるため、スペースも初期費用も抑えて開業することが可能なことも魅力です。自分で開業すると、働く時間帯も自ら設定することができます。例えば、子育てをしながら施術を行う場合には、子どもの成長に合わせて働く時間をコントロールすることが可能です。
鍼灸師(はり師きゅう師)の学校へ入学される方は、様々な年代の方がいらっしゃいます。他分野で社会経験を積まれてから入学される方は、新たな分野で鍼灸師(はり師きゅう師)という職業が自分に活かせるのか、不安を抱えている方もいらっしゃるかと思います。
そのような方は、まず副業として治療を行っていくのがおすすめです。今までの経験を活かして、働きながら土・日や夜間など時間が取れるタイミングで鍼灸施術を行うと、精神的な不安を軽減しながら治療経験や知識を積んでいくことができます。
鍼灸治療は、他の施術との融合性も高く、エステやアロマ、整体など他の施術と併用して行っていくことも可能です。鍼灸の施術手段も多数あり、他の施術と組み合わせたり、何かに特化した施術を行ったりすることで、唯一無二の施術を確立することができます
また、はり・きゅう治療は力を使わないため、力のない女性年齢を重ねてからの施術も可能です。人生100年時代と言われている世の中ですが、80歳、90歳になって肉体労働を行うのは大変です。鍼灸師(はり師きゅう師)の中には、90歳近い年齢にもかかわらず、現役で施術をされている方がいます。何歳になっても人のために働くことができる職業、素敵であり魅力とやりがいがあると思いませんか。
東洋医学は、人を幸せにするための学問だと言われています。東洋医学、鍼灸の知識・技術を身につけることで、自分や周りの人の身体の状態を把握し、改善の手助けができるということが鍼灸師(はり師きゅう師)の何よりのやりがいであり、魅力なのです。

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