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文系卒入学者インタビュー

なぜ文系大学卒から鍼灸師(はり師きゅう師)になろうと?

林さん

私は文系大学を卒業した後、千葉県にある研究所の見習い研修生として就職しました。そこでは主に人文科学の研究が盛んで、歴史や思想を中心に論文発表や資料集めをしておりました。
私は特にインド思想が好きなので、インドの歴史や仏教、インドの土着宗教であるヒンドゥー教などを研究、分析していました。ある研究発表において、実地研究の一環として実際にインドに赴く機会がありました。インドの名所や寺院、遺跡などを巡る、合間にヨガの修行場(アシュラム)にも滞在することにしました。
当時、もっぱら文系の私は、スポーツや身体への関心も疎く、「せっかく、インドに来たのだからヨガくらいやっておこうか」ぐらいの気持ちでヨガのカリキュラムに参加しました。しかし、実際ヨガをすると、身体を動かす気持ち良さがわかり、とても感動したのを今でも覚えています。
帰国後、ヨガのインストラクターの資格を本場インドで取得したいと思い、研究所を退職しアルバイトを経て、再度渡印、ヨガの勉強にあけくれました。中でもヨガ解剖学は大変興味深く、筋肉や人体の構造に凄く興味が湧いてきました。ヨガ(アーユルベーダという、いわばインドの東洋医学というジャンルを含む)の基本的な考え方は、心と身体をつなぐという“ホリスティック〟な捉え方をする、セルフメディケーションでした。私はそのヨガの考え方、生き方に共感した次第なのです。
インドにて資格取得後、縁あって鍼灸治療院に勤めることになりました。鍼灸もまた、ヨガ(アーユルベーダ )との親和性が高く、早いうちから興味を持っていたこともあって、鍼灸師の資格を取得することにしました。